その他のバッグ

シリコンバッグ

シリコンバッグシリコンバッグ豊胸術用バッグとしては最も歴史が長く、もともと世界各国で広く使用されていたバッグです。非常に柔らかい素材であり、挿入後も違和感のない自然な感触がその大きな特長です。しかし、米国FDAが1992年、バッグが破損して中身のシリコンがもれた場合の危険性について指摘してから、現在は使用しているクリニックは殆どございません。

生理食塩水バッグ

生理食塩水バッグ生理食塩水バッグは、内容物に完全無菌処理を施した人間の血液と浸透圧の等しい濃度0.9%の生理食塩水を用いたもので、医療現場では頻繁に使用されています。コンタクトレンズの液と同じものですから、癌や自己免疫の異常を起こす心配はありません。このことによってバッグが万が一破れても、人体へ影響ない豊胸手術が可能になりました。しかし、感触がやや不自然であることと内容物(生理的食塩水)が漏れやすいこと、マッサージが必要な点から殆ど行われておりません。

CMCバッグ(カルボキシメチルセルロースバッグ)

CMCバッグ(カルボキシメチルセルロースバッグ)CMCバッグ(カルボキシメチルセルロース)は、仏アリオン社が開発した特種製法による継ぎ目のないシリコン製のバッグです。CMCの組織構成がなめらかな動きを生み出し、従来のバッグよりも触感が進化し、見た目だけでなく触った感じの自然さにも配慮されており、極めて人間の乳腺組織に近い質感を備えています。変形しやすいということで手術が容易ではありますが、内容物が流出した場合の安全性の懸念からお勧めできません。

ソフトコヒーシブバッグ

ソフトコヒーシブバッグソフトコヒーシブバッグは、人工臓器などの医療製品に使用されるシリコン製の極薄いバッグに、米国FDA認可の安全性の高いシリコンが結合状態(寒天状)で入っていて、シリコンバッグやCMCバッグの短所を改善し、安全性を高めるべく改良を加えたバッグです。粘液状で漏れ出す恐れのあるシリコンやCMCに比べ、ある程度の硬化を持たせ、バッグが破損した場合でも内容物が漏れ出す心配はありません。現在はこのバックが主流となっております。

ソフトコヒーシブシリコンの種類

バイオセルバッグ

バイオセルバッグバイオセルバッグは、形成外科の胸部形成分野において高い技術力を有するアイルランドのマクガン社で開発された、アメリカ厚生省(FDA)許可申請を取得したバッグです。バリアコートとよばれるバッグを3層構造にする特許により、従来の豊胸バッグに比べてシリコンが漏れるのを防止し、破れにくい構造になっています。さらに、表面は組織適合性に優れたテクスチャード加工により、皮膜拘縮も予防します。

メモリージェルバッグ

メモリージェルバッグ米メンター社のメモリージェルバッグです。アメリカ厚生省(FDA)許可申請を取得したバッグです。4重膜の外皮で覆われており、2層のメチルレイヤーで耐久性を一層高めました。また、フェニルレイヤーをメチルレイヤーに挟むなど、シリコンが漏れるのを防止するバリヤー層になっています。触り心地も申し分なく、バッグの破損によって内容物が漏れた場合は、新しいバッグへの交換が保証されています。

監修
城本クリニック豊橋院 院長  中村 優

城本クリニック指導医
医学博士
日本形成外科学会専門医
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豊胸用のシリコンバッグはこれまでに様々な改良が積み重ねられ、破損によって中身が出てしまうといったトラブルを予防するなど安全性の向上や、触った時の感触、体の動きに合わせた自然な変形といった多くの面でより良い治療が行えるものへと進歩しています。
城本クリニックではより質の高い手術のために、新しい技術を積極的に取り入れておりますので、これまでの豊胸術に不安を感じて敬遠されていた方も是非一度ご相談にお越しいただければと思います。

SIDE EFFECT 主なリスク、副作用など

手術をすることで腫れが発生します。

内出血となるケースがありますが、時間の経過とともに治ることがほとんどです。

手術直後は切開部分の赤みができ、目立たなくなるまでに時間がかかることもあります。

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