コラム

COLUMN埋没法で作ったラインはどのくらい狭くなる? 術後の経過や加齢による変化について解説

埋没法による二重整形を行った直後は目元の腫れによって二重まぶたのラインが広めになりがちで、ほとんどのケースでは術後の腫れが引いてくるに従って二重まぶたのラインが徐々に狭くなっていき、最終的にカウンセリングで希望したラインへとおさまっていくとされています。
しかし、手術直後の腫れている状態でのラインを見て本当に想定通りの二重幅に落ち着いていくのかなどが心配に思う方がいたり、逆に腫れが落ち着くに従ってラインが狭くなっていくのを見て、二重幅が消失しないかを心配されたりする方もいらっしゃいます。
今回は、埋没の術後どのような経過を辿るのか。二重まぶたのラインはどの程度狭くなっていくのかについて解説します。

埋没法の直後は多少なり誰でも腫れる

埋没法は美容整形術の中では手軽で、メスによる切開も行わないため侵襲性(体への影響)が非常に少ない手術です。
しかし、だからといって体に対する負担が全くないわけではなく、やはり針をまぶたに刺して縫いとめる術式ではありますので、糸を通した箇所の周囲にある細胞はダメージを受けた状態となっています。
この細胞のダメージを回復させるため、またダメージを負った細胞が回復するまでの間に菌の繁殖などが発生するのを防ぐため、体内では様々な分泌物が出てきてまぶたに集まる形となります。
これが埋没法による二重整形術を受けた後に目元が腫れてくる理由です。

治療で用いる針を極細のものにしたり、細胞をなるべく余計に傷つけたりしないように丁寧に手術を行う事で腫れが生じるのを極力抑える事は可能ですが、人体の構造上全く腫れないように手術をするという事は困難で、また手術を受ける方の体質によっても腫れやすい場合や腫れにくい場合がありますので、どの程度腫れるかというのを事前に正確に予測するのも難しいといえるでしょう。

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腫れの強さで埋没によって作った二重幅が変わる

埋没法は程度の差はあれど誰でもまぶたが腫れてくるのですが、まぶたが腫れる事で変化してしまうのが二重幅です。
二重幅は、腫れによって狭くなる場合と広くなる場合があります。
まず狭くなる場合は、特に二重のラインより上側のまぶたが腫れる事で二重のラインに被さってしまい、二重のラインが下がる事で狭くなるものです。特に腫れが強い術後すぐについてはまぶたの腫れによって二重のラインがちゃんと出てこないような場合もあります。

一方で二重幅が広がるケースは、まぶた全体が腫れて膨らむ事で軽く持ち上がった状態となり、目を開けた際の二重幅が広くなる状態です。
腫れ方の度合いが強いと二重のラインが糸で縛ったハムのような状態になる事から、ハム目ともいわれます。

どちらのケースにしても手術が失敗して発生しているのではなく、埋没法によってダメージを負ったまぶたが回復していく過程での腫れによる原因ですので、基本的には心配する必要はありません。

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埋没法の術後の経過

埋没法によって二重整形を受けた場合、術後の経過は大まかに下記のような流れを辿ります。
体質や手術の内容によっても目安となる期間は変わりますので、参考程度にご覧ください。

術後3日間は程度強く腫れる

手術の直後から3日間程度は、強い筋肉痛のような痛みや、腫れが目立ちやすい時期です。
痛みについては内服の痛み止めを処方される事が多いと思いますので、麻酔が切れた頃から服用すれば心配するほど強い痛みにはならないといえます。
腫れについては個人差が大きいのですが、大泣きした後のような腫れと表現されるように、最大限まぶたがむくんだような状態になるといった状況が近いでしょう。

場合によっては、手術の際にまぶたの血管が傷つく事で内出血を引き起こし、まぶたが紫色に腫れる事もあります。
内出血が出た場合も、数日から1週間程度で腫れはおさまってきますので、まずは慌てずに安静に過ごすようにしましょう。

術後2週間程度で目立つ腫れがおさまってくる

術後から2週間程度が経過する頃には、目立つような腫れが治まって二重のラインがくっきりと見えてくるようになります。
ただし、この頃の二重はまだ完全に術後の経過が落ち着いているわけではありませんので、これから徐々に変化していく時期だと考えましょう。変化にあまり一喜一憂せず、完全に落ち着くまであまりストレスを感じないように過ごすのも大切です。

術後2か月程度で完成状態に

腫れが完全に引くまでは、体質や術式にもよりますが2か月程度がかかります。
ただし、6点留めなど留める箇所が多い場合や、元々まぶたに脂肪が多く強めに糸をかけている場合など、特に腫れが残りやすいような術式で埋没法を受けている場合にはこれよりももっと長い期間が必要となりますので、自分自身の場合はどの程度の期間がかかりそうかを事前に医師に確認しておくと良いでしょう。

腫れが完全に引いてくると、埋没法によって作った二重のラインが安定するようになります。ほとんどの場合はカウンセリングの際に決めた理想的なラインに近い位置のラインに落ち着いてきますが、想定していたラインと異なるという場合には医師に相談しましょう。

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二重の幅が理想よりも狭く(広く)なってしまうケース

術後完全に腫れが引いた状態で、思っていたよりも二重幅が狭かったり、広すぎたりしてしまうのは下記のようなケースが多いといえます。

カウンセリングで希望のラインがちゃんと伝わっていない

埋没法の手術を行う際、ほとんどのクリニックでは医師がプジーという道具を使って実際に作りたい二重まぶたのラインをシミュレーションしながら決めていく形となりますが、このカウンセリングの際にしっかりと希望のラインが伝えられていないと、やはり仕上がりが理想通りにはならない可能性が高くなります。
また、一部のクリニックではこうしたシミュレーションを実際に担当する医師ではなく、カウンセラーなどが行うケースもあり(※)、こういったケースではカウンセリングでの希望が正確に医師に伝わらず、想定と異なる二重幅になってしまうという事も考えられます。 美容整形においては事前のカウンセリングで医師にしっかりと理想の状態を伝え、目指す姿を共有する事が重要ですので、失敗を防ぐためにもじっくりとカウンセリングで相談できるクリニックを選ぶようにしましょう。

※プジーを使用したシミュレーションなどは医療行為となるため、無資格者が行うのは危険です

医師の技術力不足や手術が丁寧に行われていない

せっかくシミュレーションで理想通りの幅を医師に伝えられても、それを実現する技術が無ければ意味はありません。
当然の話ではありますが、医師もはじめは未経験の状態から症例を積み重ねていきますので、経験がまだ少ない医師が担当となる場合は技術が不足しているケースも多いでしょう。とくに埋没法は美容整形の中では手軽な術式のため、美容整形の経験が少ない内から担当するケースも多いので、心配な場合は医師の指名ができるクリニックや、研修がしっかりとしているクリニックを選ぶようにしましょう。

また、医師が技術をもっていても一人ひとりの施術にかける時間が短い状態では、丁寧な施術が行われにくくなりますので、流れ作業のような施術ではなく、一人ひとりにしっかり向き合って施術を行うクリニックを選ぶようにした方が、失敗の可能性は減るといえます。

毎日の変化を見るうちに理想の目元が変わった

二重の幅は腫れと一緒に落ち着いていくものですが、まだ腫れが残っている状態の「手術で作ったラインより少し広い幅」の二重まぶたを鏡でみているうちに、理想とする二重幅が変わってくるケースがあります。
埋没手術によって、手術前の理想的な二重まぶたは手に入れたものの、時間がたって理想が変わってしまったために「思っていたのと違う」二重まぶたになってしまったというものです。
実はこのパターンはよくあるのですが、二重の手術は繰り返し行うと難易度も上がってきてしまうため、安易な再手術はおすすめできません。
後々考えてみたらもっと違う二重幅にしておけば良かったと後悔しないためにも、やはり最初のカウンセリングでしっかりと話をする事、そして場合によっては無理にすぐ施術を決めずに、一度持ち帰って理想的な二重のラインなどをじっくりと考えてみるのも良いでしょう。

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二重の幅を修正したい場合は

埋没法の後の腫れが落ち着いて、二重の幅を修正したいという場合には再手術が可能です。
再手術は大きくわけて下記の3パターンがあります。

新しく追加で埋没法を行う

二重の幅をより広げたいという場合には、追加で埋没法を行う事で二重の幅を広げた位置でとめる事が可能です。
この場合は前回の手術時の糸が残る事となりますが、基本的に糸は皮膚に埋め込まれた状態となりますので、悪影響が出るという事はありません。

前回の糸を取り除いて新しく埋没法を行う

二重の幅を狭くしたいという場合には、前回の埋没法で留めた糸を除去する必要があります。
埋没法は糸を除去する事で元の状態に戻す事ができるため、糸を取り除いてしまえば特に問題なく再手術が可能となります。

ただし、この糸を取り除く作業は簡単ではなく、そもそも周囲にバレないような透明で細い糸で留められていますので、糸の除去を行うのは医師の高い技術やセンスが必要となります。
糸を取り除く場合は、前回の手術を担当した医師であればある程度留めている位置を把握しているケースが多く除去がしやすいので、再手術は極力担当した医師に依頼しましょう。

切開法などで再手術を行う

二重の幅を大きく広げたいなど、そもそも埋没法で実現する事が困難な場合は切開法など別の手術を行う必要があります。
この場合も埋没法で留めた糸は除去するケースが多いですが、切開法はより医師の技術力が必要になる術式ですので、担当の医師とどのように再手術を行うかを十分に話し合いましょう。

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埋没の後、二重のラインは徐々に「カウンセリングで決めた幅」まで狭く(広く)なります

埋没法を受けた後、腫れがおさまるにつれて徐々に二重の幅が変化してくると、二重が消失しないかなど心配になる事はあると思います。
ほとんどのケースでは、カウンセリングで決めた「理想的なライン」に落ち着いていきますので過度に心配をする必要はありませんが、気になる場合は一度担当の医師に相談してみるとよいでしょう。
術後2か月程度は変化が大きくでやすい時期になりますので、あまり心配はせず、腫れがしっかり落ち着くように生活習慣を気を付ける事も大切です。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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