第105回日本美容外科学会

COMMISSION 会長委嘱式(2016年5月17日)

2016年5月17,18日、ANAインターコンチネンタル東京にて開催された、第104回日本美容外科学会において、当院の森上和樹総院長が、来年開催の「第105回日本美容外科学会」会長に委嘱されました。

日本美容外科学会(JSAS)は1966年に設立され、それ以降、美容外科における様々な研究や普及に貢献してまいりました。
昨今では、美容外科はもとより、美容皮膚科、美容内科など従来の診療科目の垣根を越えて、美容医療という領域に発展しております。

会長委嘱式
次期会長委嘱式の様子
左:日本美容外科学会理事長 梅澤文彦先生  右:城本クリニック総院長 森上和樹

REPORT 学会参加者が800名を超える盛会に

皆様のご協力のもと、第105回日本美容外科学会が、5月16,17日にANAインターコンチネンタルホテル東京にて開催されました。今年は、第1回から数えまして50周年にあたり、学会参加者が約800人、懇親会参加者が約250人と盛会になりました。ご報告も兼ね、学会を振り返ってみたいと思います。

まず、学会行事は、前夜からスタートし、各セッションの座長、シンポジストをお招きし、顔合わせ、打合わせを兼ねた、プレミーテイングから始まりました。私の挨拶、保志名先生の挨拶の後、乾杯の音頭は、北里大学の武田教授にお願いしました。明日に備えて、2時間弱で終了しました。

いよいよ当日の朝、午前8時から受付スタート、8時55分、開会の辞。「私達、個人の医師が経験できる症例は限られています、それぞれの上手くいった症例、難渋した症例を持ち合い共有する事にこそ学会の意義があると考えます。」という趣旨の挨拶をしました。ルームAで「鼻尖・鼻翼・鼻中隔」のシンポジウム、ルームBで「機器によるアンチエイジング」のシンポジウムがスタートしました。この日の午前中は、他に「豊胸」「一般演題」の各セッションが予定通り行われました。

午後からは、新理事長になられた保志名先生から挨拶があり「美容医療は、幸福医学であり、常々、梅澤文彦先生が言われていた、一党一派や人種、宗教、国籍に偏らずという大原則を引き継ぎ、JSASの発展に尽力したい。」とのお話をされました。そして、この1月19日に亡くなられた梅澤文彦先生に対し、黙祷を捧げ、さらに、JSASの発展の最大の功労者である梅澤文彦先生の実績を讃え、ご子息の梅澤仁先生に感謝状を贈呈しました。

続いて、特別講演1、日本形成外科学会理事長 細川亙教授による「これからの美容外科」についてのご講演がありました。美容医療の健全化のため、新専門医制度も含め、関係学会がそれぞれ協力し合う事の重要性、医療材料の個人輸入の問題、適正な料金体系を築く必要性にも言及されました。日本形成外科学会等、関係学会が、それぞれお互いに尊重しつつ、国民に信頼される美容医療に発展するには、どのような道筋が良いのか、考えさせられるお話でした。

午後2時15分からは、ルームAは「再生医療」、ルームBは、韓国の先生方による「KAASセッション」同時通訳付きでした。ルームCは、歯科の先生方によるセッションでした。特別講演2は、厚生労働省から、佐藤伸樹企画官の講演でした。国会審議と重なったため講演時間の短縮のなかでお話し頂きました。現状の広告規制は、比較的緩やかではありますが、法外な事を行っている医師が存在する限り、今後も規制が入り、強化される事になります。私達自身を守るためにも、法外な医師に警告を発することも重要と思われます。

今年から日本美容皮膚科学会との連携が始まり、ルームCにて、美容皮膚科のセッションが行われました。一日目の最後は、修正手術のシンポジウムでした。各シンポジストは、修正手術の症例が集まってくる先生方で、普段診る機会の少ない症例に学ぶ事も多かったと思います。

さて、夜の部は、懇親会です。
私と保志名理事長の簡単な挨拶後、まず、参議院議員 岡田広先生、続いて、衆議院議員 伊東信久先生が挨拶されました。鏡割りの後、衆議院議員 勝沼栄明先生に乾杯の音頭を取って頂きました。そして、歓談、食事です。立食形式ですが、握り寿司のコーナーもあり、外国の方にも喜んで頂けたと思います。その間に、鎌田ひかりさんの歌、美人過ぎる音楽家達の演奏がありました。久しぶりに顔を合わす元同僚、先輩、後輩が、あちこちで見つかり、同窓会のようにもなり、食べて飲んで楽しい時間でした。その後、三々五々、六本木の闇に消えていきました・・・。

二日目、朝9時スタートです。ルームA「眼瞼」、ルームB「機器による部分痩身」のシンポジウム、そしてルームCは、日本美容内科学会によるセッションでした。午前中は、フィラーのシンポジウムもあり、従来の施術に加え、進化した施術について発表していただきました。午後1時から、第106回美容外科学会の学会長委嘱式がありました。保志名理事長から、綿引一先生に学会長としての委嘱がなされ、それぞれ、ご挨拶されました。

続いて、特別講演3、北里大学、武田啓教授による「毛髪医療の基礎と研究」についてのご講演で、毛髪についての内科と外科からのアプローチ、再生技術による将来性について学ぶことができました。ルームBでは、IMCASセッションがあり、海外での美容医療のトレンドを知ることができたと思います。シンポジウムの最後は、「スレッドリフト」でした。

二日目の午後、後半でしたが、ルームAも一杯に埋まり、活発なデスカッションがあり、盛況のうちに終了しました。他に、アートメークのセッション、日本化粧品検定の試験も行われました。すべてのセッションが予定通り終了したところで、閉会の辞、そして閉会となりました。

最後に、無事、盛会のうちに終えることができ、学会員を始め、一年間にわたりお手伝い頂いた学会運営スタッフ等、多くの方々に感謝いたします。また、協賛企業様におかれましては、ランチョンセミナー、スポンサーセミナー、特別ブースを始め各ブース等にご出展いただき、厚くお礼申し上げます。

来年、第106回日本美容外科学会は、5月15,16日、品川プリンスホテルで開催予定です。
皆様、来年、また品川にてお会いしましょう。ありがとうございました。

REPORT 城本クリニックの医師が発表を行いました

2017年5月16,17日、ANAインターコンチネンタル東京にて開催された第105回日本美容外科学会において、城本クリニックの医師が発表しました。
鼻尖・鼻翼・鼻中隔や豊胸、眼瞼、一般演題等の美容医療に関するさまざまな演題を通じ、美容医療の発展と患者様への安全な医療を提供すべく日々研鑽に努めています。

美容医療の未来を考えるためにも”信頼される医療”を提唱したい

学会間の垣根を越えた”新たな試み”こそが大きな特徴だと言えます

第105回となる2017年度の『日本美容外科学会』。
ここ数年、厚生労働省や消費者庁等の各方面から注視されることの多い美容医療だからこそ、厚生労働省の方にご登壇いただき、規制が強くなったホームページやインフォームドコンセントについて、ますます慎重な対応が必要であることをお話しいただこうと思っております。
消費者や患者様の立場から厳しい内容のお話にしたいとも考えています。

さらに新たな専門医制度の取り組みが始まっている現在、学会同士の協調が重要となります。
若い世代の医師たちのように、大学病院の医師が開業医のもとで研修を行うなど、いまは、開業医と大学病院の医師の垣根がほとんどなくなっています。
これがより一般的な形となり、将来は一層進んで行くのだと思います。

『第60回日本形成外科学会総会・学術集会』の細川亙会長に当学会での講演をお願いしています。
この学会間の垣根を越えるという新たな試みが、『第105回日本美容外科学会』の大きな特徴であると言えます。

それから、もう一つの特徴として普段見ることの少ない修正手術にも目を向け、シンポジウムでディスカッションしていただこうと計画しております。

学会に参加いただくことで治療や機器選びについてベストな選択が行えます

最近の医療は分野を問わず再生医療が注目されています。
美容医療においても同様で、その分野についての現状と将来性について、すでにそれらの治療を行っている医師の皆さんにお集まりいただき、ディスカッションしてもらう予定です。

また、美容機器を用いてノンサージカルで、どこまで痩せられるか、どんな痩身や美容効果があるのか、さらにエイジングケアの面では本当はどうなのかを、業者やメーカー目線ではなく検証して”ガチンコ”なお話をと、各先生にお願いしています。

数年前から流行して、患者様の人気が高い施術や治療法が、いま淘汰され完成を迎える頃となっています。
そこで、これから始めたいと考えていらっしゃる医師の皆様には、こういった内容の発表を見聞きすることで、「どの機器を選べば失敗しないのか」「どんな手技が正しいのか」「糸リフトやフィラーは何を選べば良いのか」と言った疑問にお応えできるはずです。
ご自分で悩まずに先人のお話から、ベストな選択が、学会に参加いただくことで可能になります。
また、今回は動画を多用していただきながら、わかりやすく、見て学んでいただける学会であることも重視いたしました。

美容医療がますます発展を遂げて、明るい未来を描くためにも、過度な広告に走らず、学術的にエビデンスのある施術や治療効果を患者様に正しく伝えること。 この”信頼される医療”を行うことの大切さに気づいていただける学会であればと考えています。

第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック 総院長
森上 和樹

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