コラム

COLUMN眉下切開のダウンタイムはどのくらい続く?早く腫れを無くす方法は?

目の上のたるみを解消する方法の一つである「眉下切開術」。
たるんだまぶたの上の皮膚を切除して、引き上げながら縫いとめる事でまぶたのたるみを解消する手法です。
確実にたるみを解消する手段としてとても効果的な眉下切開ですが、切開によって皮膚を除去しているために腫れや痛みなどが生じるダウンタイムの期間もそれなりに長く、術後の日常生活について不安を感じている方も多いかもしれません。
今回は、眉下切開を行った場合のダウンタイム期間について、詳しく解説していきます。

眉下切開術とは?

眉下切開術とは、簡単に言えば眉の下から数ミリの範囲の皮膚をメスで切り取って、まぶたの皮膚を縫い縮める手術です。
加齢などの影響でまぶたの皮膚がたるんで垂れ下がってきたり、皮膚がよってシワになってしまっているような状態を改善するための手段として行われます。

眉下切開という名称ですが、切開する際は必要に応じて眉の中まで入り込む形で皮膚の切除が行われる事があります。
その場合は切除した箇所の眉毛が無くなってしまう事を心配される方もいらっしゃいますが、毛根部を残して斜めに皮膚を切除するなどの手法を取る事で、眉は残したまま皮膚の切除だけを行うという手法もあります。

手術の跡は眉の下のラインや、眉の中に出来る形で手術が行われるため、目立ちません。物理的にたるみを切除してしまうので再発や後戻りはありませんが、加齢によって更にまぶたのたるみが進行した場合には再度たるみが出てきてしまう可能性はあります。

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眉下切開で眼瞼下垂は治る?

眼瞼下垂は、加齢などとともにまぶたが垂れ下がったような状態となり、視界を妨げてしまうトラブルです。
まぶたがたるむという点では同じ状態ですが、実は眼瞼下垂という症状は、皮膚ではなくて筋肉が細くなったり弱くなったりする事が原因のものを指します。
眼瞼下垂では、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋という筋肉が弱ったり、伸びてしまう事などで、まぶたを正常に持ち上げる事が出来なくなるため、ものが見えにくくなったり、視界を確保するためにおでこの筋肉などを使ってまぶたを持ち上げようとしてしまうために、頭痛や肩こりなどの症状に繋がる事があります。

そのため、眼瞼下垂の治療を行う場合には眼瞼挙筋を縫い縮めるなどの方法によって、正常にまぶたが開く状態を作ります。

一方で眉下切開はまぶたの皮膚を除去するだけの方法あり、筋肉の手術は伴わないため、眼瞼下垂の症状をそのまま解消するという事はできません。

尚、まぶたの皮膚が垂れ下がる状態を、その度合によって「偽眼瞼下垂(ぎがんけんかすい)」と呼ぶこともあります。
眉下切開は筋肉への手術はありませんが、垂れ下がったまぶたの皮膚を除去する事で視界が確保されやすくなるなど、眼瞼下垂とおなじような症状の改善には繋がります。

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眉下切開の手術直後のダウンタイム

眉下切開は瞼の皮膚を切除してから縫い縮める手術となります。
従って、術直後は瞼に糸がついており、一週間後を目安に抜糸をする必要があります。
糸によって瞼の組織を縛って癒着させているので、この間は安静にして縫いとめた部分がずれたりしないように注意する必要がありまっす。
また、ある程度強く糸を結ぶ状態となりますので、抜糸までの期間は瞼の腫れがわかりやすい状態となる傾向にあり、抜糸後は腫れも引きやすくなります。

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眉下切開のダウンタイムは何日間?

眉下切開の心配の一つとして、ダウンタイムが何日間になるのか?ということがあげられるのではないでしょうか。
眉下切開法のダウンタイム日数は、約一週間程度と言われています。
ただし、注意して欲しいことは、このダウンタイム期間というのはあくまでも医療的な視点で回復するまでにかかる期間というもので、腫れがなくなるまでの期間という意味ではないという点です。
つまり、一週間で“腫れが完全にひく“というわけではなく、最低でも一週間を目安に外出ができる状態になるということです。

一週間で“腫れが完全に引いている“というわけではない

一週間後には糸を外した状態で通常通りの生活することができますが、瞼の腫れが完全に引いて落ち着いている状態とは限りません。多くの場合、手術後の腫れがある程度目立たなくなるまでには最低でも2週間程度が必要となるため、安心して仕事や学校に行きたい場合、二週間は休みを取ることをおすすめします。

完全に腫れが落ち着くの2か月程度必要

術後2週間程度が経過すれば明らかな腫れや痛みは落ち着きますが、損傷した組織が完全に回復するまでには大体2か月程度の期間が必要となります。
また、眉下切開の場合は手術後に眉毛が再度伸びてくるため、この期間を考えても完全に術後の状態が落ち着くまでには、2か月程度の期間が必要になるといえるでしょう。
そのため、何かイベントなどに向けて治療を受ける場合は少なくとも2か月以上前に手術を受けると良いでしょう。

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眉下切開の腫れを早く引かせる方法は?

一日でも早く瞼の腫れを引かせてすっきりとした瞼を手に入れたいですよね。
そんな方のために、腫れを早く引かせる方法を紹介します。少し気をつけるだけでできることや、手軽に今から始められることも多いので、なるべく早い段階から生活に取り入れてみましょう。

飲酒・喫煙を控える

飲酒はアルコールによって一時的に血流を促進し、むくみを悪化させるだけではなく、アルコールを分解するために栄養が消費される事から細胞の回復を遅らせる可能性があるので、術後の回復をしている期間である1か月程度は控えるようにしましょう。
また、喫煙は血行を阻害して回復を遅らせるため、こちらも術後1か月程度は控えるようにした方が、回復が早くなります。

術後数日間は瞼をよく冷やす

瞼を冷やすことは血行と発熱を抑え、腫れを抑える効果があります。術後、瞼が熱っぽく感じますので、その場合は瞼を冷やしましょう。保冷剤にタオルを巻いたり、冷たい水が染み込んだ布でも構いません。瞼の熱を冷ましてあげることが大切です。
ただし、手術後に雑菌などが付着すると化膿してしまう可能性がありますので、必ず清潔な状態で冷却を行うようにしましょう。熱を冷ます冷却シートなどは、肌の負担になってしまう可能性があるのでNGです。

回復期は瞼を温める

術後数日から1週間程度は冷却によって腫れを抑える事がダウンタイム期間を短くするために重要となりますが、冷却を続けすぎると血行が悪くなってしまうので細胞の回復が遅くなってしまいます。
術後すぐのまぶたが熱を持った期間がすぎたら、今度は瞼を温め、血行促進させる事で細胞に栄養を届けて回復を早める事が大切です。
温める際には清潔なタオルで作ったホットタオルなどを利用すると良いでしょう。

塩分の濃い食事を控える

塩分の濃い食事はむくみの原因となります。むくみはダウンタイムにも深く関係があり、瞼の腫れが治らない原因となります。
術後1ヶ月は塩分を控えた食事を心がけましょう。むくみ対策でカリウムを摂取することもお勧めです。

軽い運動をする

術後すぐ、抜糸までの期間については極力安静にしておく必要がありますが、その後については腫れを早く引かせるため、軽くウォーキングのような運動をすることはお勧めです。
体を動かす事で血行を促進し、栄養がいきわたりやすくすることで細胞の回復が早まります。
また、むくみは重力によって下方向に移動していくので、長い時間立っての運動は目元のむくみを解消する事にも繋がります。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足の時は顔が浮腫んでいる経験はありませんか? 睡眠不足は水分を排出しきれず、体に水分が溜まってしまうことからむくみを作ると言われています。よって、睡眠をとることは瞼の腫れを早くひかせるために大切です。

しかし、日中横になっている時間が多いと、それはまたむくみの原因となります。先ほどもありましたが、むくみは重力によって下方向に移動していくので、横になっている時間が多いとむくみが解消されない原因となります。

睡眠の際はなるべく高さのあるまくらを使うなど、まぶたの位置が心臓より高くなるようにする事もダウンタイムを短くするために有効です。

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眉下切開のダウンタイム中だけど外出したい時の対策は?

眉下切開法は瞼の上を切開するので、腫れが非常にわかりやすいです。サングラスや、つばが広く深く被ることができる帽子を持参し、患部を隠すことを強くお勧めします。
ダウンタイム中、一番は外出しないことが好ましいですが、どうしても外出しないといけないという方。しっかりと対策をとって外出をするようにしましょう。
瞼は外出時にどうしても露出してしまう部分ですので、傷跡を綺麗に治すために、瞼を直射日光に晒さないようにするという目的もあります。

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眉下切開の傷跡を綺麗に治す方法は?

術後の日常生活における制限としては、2日間の洗顔禁止、アイメイクも一週間後からとなります。傷跡を残さないために、手術した部分にはなるべく触らず、目を強く見開くなど目元に力が入るようなこともやめましょう。
軟膏が処方されている場合が多いと思うので、傷跡を綺麗に治すためにも医師の指示に従って適切に使用するようにしましょう。

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医師選びも大切

眉下切開のダウンタイムを短くするためには、医師選びも非常に重要です。
切開部位の縫合を丁寧かつ綺麗に行う事ができると、患部の癒着が良好に進みやすくなるため、ダウンタイムが短く、仕上がりも綺麗になります。
医師の技術を見分ける事は困難ですが、一つの基準としては形成外科専門医の資格などを保有している医師を選ぶことが、適切な治療経験を積んできている事が分かるポイントとなります。
また、医師が症例写真などを公開している場合はそちらも参考にすると良いでしょう。

など、どんなに医師の技術があっても手術に十分な時間がかけられないような状況では丁寧な手術が難しくなってしまいますので、カウンセリングを含め十分な時間を一人ひとりの治療に確保されているクリニックを選ぶ事も大切です。

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本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

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