コラム

COLUMNヒアルロン酸注入による豊胸術の効果を長持ちさせる方法はある?

豊胸術の中でも身体的な負担が少なく、手軽に受けやすいプチ整形の一つとして人気の方法がヒアルロン酸注入による豊胸術です。
しかしその一方でヒアルロン酸は一定期間で分解されてしまうという性質があるため、その効果は永続的ではなく数年で元の状態に戻ってしまうというデメリットがある方法なのですが、それならなるべく効果を長持ちさせる方法は無いのかと気になる方も多いと思います。
今回はヒアルロン酸注入の効果を長持ちさせる方法について詳しく解説いたします。

ヒアルロン酸注入の効果が無くなるまでの期間について

ヒアルロン酸注入による豊胸術は、多くのクリニックでその効果がだいたい2~3年間だと紹介しているかと思います。
しかし、これは豊胸に利用されるヒアルロン酸製剤が体内で分解されて無くなり、完全に元の状態に戻っていくまでの期間であって、実際には豊胸術の効果を実感できる期間はこれよりも短くなる事が殆どです。

というのも、そもそも何故ヒアルロン酸注入による豊胸術の効果が無くなっていくのかというと、これは体内に注入されたヒアルロン酸は元々人の体に備わっているヒアルロン酸を分解していく働きによって少しずつ分解・吸収されて消えていくためで、注入されたヒアルロン酸はある時急に100から0になるわけではありません。
注入してから徐々に分解が進んで量が減少していくため、ヒアルロン酸注入による豊胸の効果は注入直後が一番実感しやすく、そこから半年、一年と時間が経過するに従って徐々にその分量を減らしていく形となります。

最終的には2~3年という期間の経過で完全に無くなっていくものとなりますが、一度大きくなったバストサイズが徐々に小さくなっていく経過となるため、実際に豊胸の効果を実感している期間についてはもっと短く感じてしまう可能性が高い可能性もあります。

だからこそ、なるべくヒアルロン酸の分解を抑えて効果を長持ちさせる方法が知りたいですよね。
ヒアルロン酸を長持ちさせるためには5つのポイントがあります。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

1.技術力の高い医師の治療を受けて、分解されにくい注入を行う

一つ目は、注入の位置や方法による差です。
ヒアルロン酸の分解は血流が多く代謝が活発な部位では早く、逆に細胞の活動が活発ではない箇所では分解が遅くなります。
そのため、ヒアルロン酸注入による豊胸でいえば、筋肉(大胸筋)の近くや皮膚に近い位置、乳腺組織に近い位置などでは分解が早くなり、乳腺と大胸筋の丁度間あたりの脂肪細胞しか無いような位置に注入を行うと、分解されるまでの時間が長くなります。

また、ヒアルロン酸は血管などに触れる面積が多いと分解されやすくなりますので、なるべく大きな塊として注入を行うと、分解される速度が遅くなります。
ただし大きな塊としてヒアルロン酸を入れてしまうと「しこり」などになるリスクも高くなってしまい、また仕上がりも不自然な状態になってしまうため、吸収を抑えながら低リスクで良い仕上がりの注入を行うためには医師の高い技術力が必要となります。

適切な位置に、適切な形でヒアルロン酸の注入が行われると仕上がりのデザインが綺麗なだけではなく効果も長持ちするようになりますので、症例経験が豊富で技術力のある医師の治療を受ける事が、まず一つ目のポイントです。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

2.そもそも長持ちするヒアルロン酸製剤を選ぶ

ヒアルロン酸注入で使用される製剤は、粒子の大きさや加工の方法などによって形であったり体内での吸収のされやすさに違いがあります。

基本的には粒子が大きいものの方が硬めのジェルとなって体への吸収も遅くなり、逆に粒子が細かいものは柔らかいジェルで体内での吸収も早くなります。

また、粒子のサイズが揃っている事やヒアルロン酸同士の結びつきが強固である事も重要で、質の良いヒアルロン酸は粒子のバラつきが少なく、しっかりとそれぞれが強固に結びついているため分解にかかる時間も長くなります。

豊胸で用いられるヒアルロン酸製剤は長持ちしやすいように粒子が大きいものが使用されるケースが多く、そのため最長3年ほど効果が持続するといわれています。
一方で、顔に注入されるヒアルロン酸は皮膚に近い部分に注入する事もあってあまり硬い質感のヒアルロン酸を使用する事が出来ないため、粒子の細かいヒアルロン酸を使用する形となり効果の持続期間も長くて2年程度のものが中心となっています。

豊胸術で使用されるヒアルロン酸製剤が硬めとはいっても、基本的には外から触ってその硬さが分かるような位置に注入される形でなければ、触った感触や仕上がりが不自然になる事はありません。

格安クリニックでは品質の悪いヒアルロン酸を使っている事も

ヒアルロン酸製剤の持続期間は品質に大きく左右されるため、当然低品質のものを使用していたり、保管方法など取り扱いが適切に行われていない場合は無くなるまでのスピードも非常に早くなります。

城本クリニックではヒアルロン酸注入の効果をしっかり発揮するため、薬剤の管理方法や使用方法などは製造メーカーの推奨する方法を適切に守り、もちろん高い品質のヒアルロン酸を正規のルートで仕入れて使用しておりますが、中には製剤を安く手に入れるために不適切なルートでの仕入れを行っていたり、品質の管理方法も適切とは言えないような状態となっているクリニックもあります。

実際に、定期的にSNSなどを通じてこうした不適切な薬剤の取り扱いが話題になる事がありますが、中には豊胸用のヒアルロン酸と、吸収スピードの早いヒアルロン酸を意図的に混ぜて注入しているために、治療から1ヶ月も経たずに効果が無くなってしまうといったケースもあるようです。
もちろん低価格で治療を提供しているクリニックの全てがこうした問題のある行為を行っているわけではありませんが、過剰に安い価格での注入などを行っている場合は口コミなどもしっかり参考にして、慎重にクリニックを選ぶようにした方がよいでしょう。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

3.マッサージや圧迫は避ける

ヒアルロン酸を注入した後にバストのマッサージや圧迫を行ってしまうと、注入したヒアルロン酸の位置がずれてしまったり、分解を早めてしまう可能性があります。
特に注入から1ヶ月程度の間はまだ注入したヒアルロン酸が馴染んでおらず、圧迫される事などによって位置がずれて分散してしまうと仕上がりの形が変わってしまう可能性も高いので、極力揉んだり圧迫したりはしないようにしましょう。
うつ伏せで寝る事などもバストへの圧迫になるため、極力避けた方が良いです。

なお、注入後の経過としては1週間くらいまでは術後のむくみや腫れなどもあるため少し硬く感じやすく、その後徐々に柔らかくなって2~3週間程度で硬さなどが気にならない状態となっていきます。
1ヶ月もすれば状態が安定してくるため、軽いバストのマッサージを行っても大丈夫ですし、マンモグラフィーによる乳がん検診などを受けても問題ない状態となります。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

4.なるべく血流が促進される事をしない

ヒアルロン酸の分解は血流が多く代謝が促進される状態だと早くなりますので、効果を長持ちさせるという点でいえば、なるべく血流が促進される行動をしないという事がポイントとなります。

血流が促進される行動とは、例えばサウナや岩盤浴といった場所に行く事や、激しい運動をする事などです。

ただ、血流を促進する事自体は肌を若々しく保ったり、健康体でいるために大切な事でもありますので、ヒアルロン酸注入の効果を長持ちさせるためだけに、こうした代謝を高めるような行動を控えた方が良いとも一概にはいえないでしょう。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

5.バランスの良い食事や十分な睡眠をとる

ヒアルロン酸は元々人の体内でも日々合成や分解が行われていますが、食事によって必要な栄養が十分に摂取できていなかったり、睡眠不足などのストレスなどが強くあったりすると、適切に合成で作り出す事が出来なくなります。
体内での合成が不十分になると、その分を補おうとして体内にあるヒアルロン酸の分解が早くなってしまう可能性が出てきますので、バランスの良い食事や十分な睡眠を心がける事が大切です。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

ヒアルロン酸での豊胸による効果を持続させるには定期的な注入が必要

ヒアルロン酸注入の効果をなるべく長持ちさせる方法についてご紹介しましたが、それでもヒアルロン酸は徐々に分解が進んでいくものであり、永続的な効果を得る事は困難です。
豊胸効果を持続させるためには半年から1年程度の期間で定期的に注入を繰り返すなどの対応が必要となります。
ちなみに、始めて注入を行う時は比較的早く吸収がされやすく、再注入の場合は組織に被膜が出来ている事などで長持ちしやすくなります。

ただし繰り返しの注入はヒアルロン酸が異物とみなされてしこりや拘縮を引き起こす原因にもなりやすいので、現実的には何度も再注入を行う事は推奨されない事も多いでしょう。
効果を維持するためにどのような治療を行っていく事が最適かについては、信頼できる医師とよく相談して決める事が大切です。

  • お問い合わせはこちらから >>

LINE@友だち追加

永続的な効果を求めるのであれば脂肪注入やインプラントバッグによる豊胸術の選択も検討しましょう

今回はヒアルロン酸注入による豊胸術の効果を長持ちさせる方法についてご紹介しましたが、ヒアルロン酸注入はどんなにケアをしても長期的には効果が無くなる方法です。

繰り返しの治療はしこりなどの副作用リスクも高まるため、基本的には試しに大きなバストを体験してみたいという方や、結婚式などのイベントに向けて一時的に理想の体型を手にしたいという方に適した治療といえます。

豊胸の効果を半永久的なものにしたいと希望される場合は、やはり脂肪注入やインプラントバッグによる豊胸術を検討していただいた方が良いでしょう。
ヒアルロン酸注入と比べれば身体への負担も大きくダウンタイムが長くはなってしまいますが、効果の持続性だけではなく理想的な体型により近づきやすいという点でも非常に優れた術式であり、定期的にヒアルロン酸注入を繰り返す事を考えればコストとしても変わらないか、むしろ低コストで受けられる可能性が高くなります。

実際にどの治療が最適かは体型や体質、目指したいデザインなどによって一人ひとりに異なりますので、信頼できる医師とよく相談して最適な治療法を選ぶ事が大切です。

城本クリニックでは、豊胸術の経験が豊富で最適な治療のご案内を行える専門の医師が、十分に時間をかけて丁寧に診察とカウンセリングを行っております。
どんな治療がベストなのか、どんな仕上がりのデザインが可能なのかを知りたい方は、すぐに治療を決める必要はありませんのでまずは一度お気軽にご相談ください。

LINE@友だち追加

本コラムの監修医師

1978/04:富山医科薬科大学医学部医学科入学
1984/03:富山医科薬科大学医学部医学科卒業
1984/06:大阪市立大学医学部付属病院研修医
1986/04:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学専攻
1990/03:大阪市立大学大学院医学研究科外科系外科学修了
1990/04:田辺中央病院医長
1991/04:城本クリニック

医学博士 / 日本美容外科学会専門医
第105回日本美容外科学会 会長
城本クリニック総院長 森上和樹

ご予約・お問い合わせお気軽にご連絡下さい 0120-107-929 無料 24H OK メール相談 無料 カウンセリング予約
全国の城本クリニック 35年以上の歴史と実績

全国の城本クリニック

クリニック案内へ

診療時間 10:00~19:00 完全予約制

35年以上の歴史と実績、そして信頼を誇る美容外科